第341章 キスもしたんだから、見るくらいいいじゃないか?

神崎彩は彼の危険な視線とぶつかり、慌てて首を横に振った。

直属の上司をホスト扱いする度胸など、彼女にはない。

だが、はっきりさせておくべきことはある。

彼女はごくりと唾を飲み込み、思い切って口を開いた。「そんな言い方はないんじゃないですか? これはあくまで大人の遊びなんだし、お互い暗黙の了解というか、野暮なことは言いっこなしで行くのが一番スマートじゃないですか」

「もっと単刀直入に言えばどうだ。要するに、しらばっくれる気だろう」

「しらばっくれるだなんて、一言も言ってませんけど」

「しらばっくれる気がないなら、何なんだ。言ってみろ」

凄まじい威圧感に当てられ、神崎彩は言葉に詰ま...

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