第377章 機嫌を取るのが正解

状況の説明を終えると、近藤七海は給湯室の監視カメラの映像と音声を再生し、水瀬遥人に提示した。

水瀬遥人はそれを最後まで聞くことなく、すでにその顔には冷酷な氷の刃が張り付いていた。

近藤七海は初め、首を捻っていた。神崎彩に何か問題があるとは到底思えなかったからだ。

水瀬遥人から監視カメラの映像を確認するよう命じられた時も、いくらなんでもボスは敏感すぎるのではないかと思っていた。

だが、その二つの映像を確認した近藤七海自身が、誰よりも驚愕することになった。まさか本当に、裏でこんな陰湿な事態が進行していたとは。

ボスの先見の明には、ただただ感服するほかない。

だが今は、呑気に感心してい...

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