第384章 努力こそ彼女の自信

水瀬遥人は以前、こう言っていた。天音雫が神崎彩の前で騒ぐなら、騒いだ回数ぶんだけ降格させる、と。

昨夜、天音雫が自宅まで追いかけてきた件も――たとえ広住素子が連れていったのだとしても――水瀬遥人の中ではしっかり「記録済み」になっていた。

だから今朝一番、彼は近藤七海に人事通達を出させた。

三日連続で、三階級降格。

水瀬遥人は本気で、こんな強引な采配が会社に悪影響を及ぼすなんて、まるで気にしていないらしい。

福智可怜が気の毒そうに笑った。

「ご存じないんですね。いま投資部で天音雫は、もう過去の人です。皆が見ているのは神崎さん……いえ、あなたこそが投資部の“芯”です」

そして、胸を...

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