第389章 どうするつもりだ

水瀬遥人はついに堪忍袋の緒が切れた。どれだけ力が入ったかなど構わず、天音雫を神崎彩から乱暴に引き剥がし、横へ放り投げる。

雫は椅子に尻もちをつき、尾てい骨に鈍い痛みが走った。

悔しそうに遥人を見上げる。

だが遥人は一瞥もくれず、怒鳴りつけた。

「今のお前、自分でみっともないと思わないのか」

雫は涙を滲ませたまま彼を見て、はっと我に返ったように固まる。

――どうして、こんな恥ずかしいところを見せてしまったの。

彼女は顔を両手で覆い、そのままテーブルに突っ伏した。こんな有様を、これ以上見られたくない。

神崎彩は二人に構わず、紙ナプキンを何枚か引き抜いて、服についた涙と鼻水を黙々と...

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