第405章 まだ続けるのか

神崎彩は、相手が自分に話しかけているのか確信が持てなかった。とはいえ聞こえてしまった以上、確かめずにはいられない。

振り向くと、四人の少女が目の前に立っていた。

先頭に立つ少女は純白のドレスに身を包み、仮面も白い羽根飾りの意匠。いかにも名家の令嬢といった気品がある。

神崎彩の脳裏に、ひとつの名が浮かんだ。

雲瀬絢子。

前に会った時も、同じ系統の装いと髪型だった。たぶん間違いない。

神崎彩は淡く笑みを作り、礼儀正しく言った。

「こんにちは」

雲瀬絢子は笑い返さない。顎を上げたまま、見下すように吐き捨てる。

「まさか、あなたみたいな身分の低い泥棒猫が、こんな宴に顔を出せるなんて...

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