第551章 一人も見当たらない

神崎彩はそれを聞いて、なるほどと頷いた。

橘薫に視線を向ける。「さすが橘先生ね。攻めも守りも抜かりない、その手堅さ……ほんと見事だわ」

宮本エレナも笑って言った。「そりゃそうでしょ。うちの橘先生だよ?

とにかくアヤちゃん、安心しな。おばさんも私たちを呼んでくれてるんだし、こっちが見張ってる限り、絶対に損はさせないから

誰かがアヤちゃんに手ぇ出したら、ぶん殴ってやる。相手が誰だろうが関係ない」

橘薫も頷く。「その通り」

二人が迷いなく神崎彩の味方に立ってくれたことが、胸に沁みた。思わず目頭が熱くなる。

神崎彩は腕を伸ばし、二人の肩を抱き寄せた。「……あなたたちがいてくれて、本当に...

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