第562章

教会でのあの騒ぎが過ぎてからというもの、川市の風まで、どこか静まり返ってしまった気がした。

神崎彩は毎日、指折り数えて日を潰した。――そして七日目。ようやく、胸の奥がざわつき始める。

約束した「一週間」は、もうカウントダウンに入っている。

そもそも言い出したのは、自分だった。

来週。来週、あなたが私に付き添って検査に行く。その場で、ちゃんと話そう。

あの時の彼女は、ただ一週間だけ時間が欲しかったのだ。腹の中の子を――残すべきか、やめるべきか。自分の中で決めるために。

けれど一週間経っても、何ひとつ決まらなかった。

考えれば考えるほど、絡まっていく。

絡まれば絡まるほど、怖くな...

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