第63章 彼は確かに私の神様

思いがけず罪をなすりつけられた西園寺百合子は、信じられないものを見る目で九条莉奈を見つめた。まさか、自分が目をかけていた従順で孝行な莉奈が、すべての罪を自分になすりつけてくるとは夢にも思わなかったのだ。

我に返ると、彼女は直ちに反論した。「全部あなたがやったことでしょう? 私には関係ないわ!」

「おば様ですよ、おば様! 神崎彩が強欲で、四百億じゃ足りない、あと二百億上乗せしないと蓮お兄様と別れないって言うから、おば様が神崎彩を始末しろって……」

「出鱈目を言うな!」百合子は大声で反論した。「蓮と一緒になりたい一心で、邪魔な神崎彩を排除しようとしたのはあなたでしょう! 私に罪を被せるつも...

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