第73章 断固たる離婚の態度

彼は彼女の言葉を遮った。

神崎彩は怒りを抑え、声をさらに冷たくした。「西園寺蓮、浮気したのはあなたよ。何度も私を傷つけたのもあなた。離婚に同意しないと言えば、それで済むと思ってるの? あなたのお母さんとあの愛人が私にした仕打ちを考えれば、裁判で離婚を勝ち取ることだってできるのよ」

彼女の離婚への意志は、それほどまでに固かった。

西園寺蓮は胸が苦しくなった。

だが、電話越しではうまく伝わらないことも多い。

そこで彼は強引に言った。「俺の言葉は変わらない。離婚したいなら家に帰ってこい。顔を見て話そう」

最低!

神崎彩は腹立ち紛れに電話を切った。

西園寺蓮は、彼女が同意したのだと解...

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