第100章

松井誠美は、三日目の明け方に決めた。

ベッドに横たわったまま、目を開けて天井を見つめ続けた。

カーテンの隙間から差し込む光が、黒から灰へ、灰から白へと変わっていく。

その間じゅう、頭の中を行ったり来たりするのは、たったひとつの考えだけだった。

竹内海が消えた。

ネットの投稿は、まだ消えていない。

雲雀家の広報チームが徹夜でトレンドを押さえにかかり、相当な金も投じたはずなのに、コメント欄はまるで沈まなかった。

数分おきに新しい返信が湧き、彼女の日常を掘る者がいれば、昔の写真を引っ張り出して今と比べる者もいる。

松井誠美は寝返りを打ち、腹に手を当てた。

まだ見た目には何も出...

ログインして続きを読む