第118章

竹内結菜のほうは、日記がもう何ページも埋まっていた。

書き方がやけに真面目で、字も整っている。まるで「証拠」を作っているみたいに。

実際、彼女はそのつもりなのだ。

香椎早希が監視カメラ越しに竹内結菜が日記を書いているのを初めて見たのは、五日前。

そのとき竹内結菜は窓辺の机に座り、四十分近くも黙々と書き続けた。書き終えると、日記帳をそっと枕の下へ押し込んだ。

それから毎日、竹内結菜は決まった時間になると、日記帳を取り出し、机に突っ伏すようにして書く。

香椎早希は毎日、映像を呼び出して一度確認した。

書かせる。

多ければ多いほどいい。

香椎早希は、竹内結菜の世話をしている上...

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