第12章 魅影王子の究極奥義

学園の辺縁、荒れ果てた密林の中。

カールは広場の地面に膝をつき、震える両手を冷たい土に押し付けていた。

遠くでは、学園の三大魔法石柱の光がすべて消え失せていた——金色の光明の光、銀青の星辰の輝き、そして燃えるような赤の龍息の光焔、そのすべてが夜の闇に呑み込まれていた。

「全部、俺のせいだ……」

カールは苦痛に拳を握りしめ、爪が掌に深く食い込む。

「もし俺がもっと早く、あいつの正体を暴いていれば……レナードは死なずに済んだんだ!」

先ほどの天空での戦いを、彼と明智秋子は遠くからその一部始終を目撃していた。

レナードの最後の竜騎突撃、主を守って死んだ金竜、そしてあの引き...

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