第24章

絵里奈は会議室で一晩中デザイン画を引き、翌朝そのままプロジェクトチームの定例ミーティングに出た。

プロジェクターに映し出された複雑なジュエリー構造図。光と影が、血の気のない絵里奈の頬を容赦なくなぞる。

ホワイトボードの前に立つ。

ようやく感覚が戻りはじめた右手は、まだ言うことを聞かない。それでも彼女はマーカーを握りしめ、思い切った非対称の構想を線に落とした。

「『永遠』シリーズの主石のセッティングですが、従来の爪留めは外して……この、半包囲のフローティング構造にしたいんです。光の反射を最大限に——」

「はいはい、もういいって」

傲慢な嘲りが、説明をぶつ切りにした。

上原莉々が手...

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