第125章 ママ取らないで

伊原綾音のあの言葉が、澄川琉生の頭を冷やした。いまの二人は対等だ。彼女の行動に口を出す権利なんてない。

――だからせめて、ベッドの上では存在感を刻みつける。自分が彼女の男だと、身体に覚えさせる。

伊原綾音が自分から来たのをいいことに、澄川琉生は容赦なく求めた。搾り取られた彼女は、部屋へ戻る力すら残っていない。

結局、澄川琉生は腕の中に抱き込んだまま眠った。

本当は伊原綾音と一緒に寝るつもりだった澄川奏斗と杏ちゃんは、翌朝目を覚ますと、隣に彼女がいないことに気づく。杏ちゃんが先にむくりと起き上がり、目をこすりながらきょろきょろと探した。

反対側で奏斗も起き、空っぽのベッドを見て何かを...

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