第130章 突然の出会い

伊原綾音はその場で人に命じ、石川利奈を警察署へ連れて行かせて事情聴取を受けさせた。

目撃証言が出たことで、警察はすぐに関係者を連行して取り調べに入った。雲峰の経理部は観念したのか、あっさりと事実を吐き、責任を烏沙区側の人間に押しつけた。

北野隆也に至っては、まるで自分は無関係だと言わんばかりだった。烏沙区から「高村紗夜が金を受け取った」と持ちかけられ、証拠を渡されたから内々に調べようと思っただけで、伊原綾音が通報したこととは一切関係ない――そう言い張ったのだ。

結局、責任は烏沙区側に集約された。

翌日、伊原綾音は警察から呼び出しを受けた。出向いて話を聞くと、烏沙区の人間が罪をかぶった...

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