第150章 やっぱりお前か

久岡彩愛は澄川琉生が黙り込んだままなのを見て、胸の奥が煮えくり返った。けれど歯を食いしばって飲み込み、笑みを作る。

「私が買うのは、私の気持ちよ。ほかの人と同列にされちゃ困るわ」

「ここで待ってて。私、選んでくるから」

そう言い捨てると、彩愛は立ち止まりもせずおもちゃ売り場へ向かった。

店内は広い。伊原綾音はおもちゃ選びに夢中で、彩愛が近づいてきたことにも気づかなかった。限定モデルのロボットを見つけると、棚を指さして言う。

「すみません、あれを取っていただけますか」

そばの店員が棚からそのレゴを下ろし、綾音に手渡した。

「お目が高いですね。入荷したばかりの新作で、残りはこれで最...

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