第49章 とっくにそういう仲だ

「先ほど学校から連絡がありまして、こちらと内々に示談したい、もうネットで騒がないでほしい――そういう話でした」と、野口弁護士が続けた。

だが、伊原綾音はきっぱりと言い切る。

「いいえ、示談にはしません。向こうは穏便に済ませたいだけでしょう。でもそこで私たちが引き下がったら、この先また被害に遭う子が出ます」

「学校はきちんと公に謝罪して、賠償もするべきです。関係した教師にも処分を下さないと。ただ処分するだけじゃ甘すぎる。法的な責任まできっちり取らせるべきです。だから、そのまま訴えましょう」

もう猶予を与える必要なんてない。

法の裁きを受けさせるべきだ。

突然、バイリンガル幼稚園の教...

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