第6章

庭園からは、あっという間に人が消えた。

一時間もしないうちに誰もいなくなり、ケータリング業者たちは無言で後片付けをしていた。飾り付けは今では、ひどく醜く見えた。逮捕者を出して幕を閉じたパーティーに、ピンクの風船と「一歳のお誕生日おめでとう」の横断幕だなんて。

私はテラスの階段に座り込み、沈みゆく夕日を眺めていた。スマホの振動が止まらない。メッセージ。着信。通知の嵐だ。

私は画面を伏せて置いた。関係なかった。ブブブ、という振動は続いていた。

スローンがワイングラスを二つ持って出てきた。一つを私に手渡し、隣に腰を下ろす。

「ハーパーは寝たわ」と彼女は言った。「やっとね」

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