第21章 監獄へ送る

「刑務所送りだ。毒物混入の罪――証拠は揃っている」

神崎景介の瞳に、温度は一片もなかった。

木村は肝を潰し、その場にひれ伏して景介の足に縋ろうと這い寄る。だが、ボディガードが一歩前に出て、腕一本で容赦なく制した。

「だ、大少爷……どうかお許しください! あれが毒だなんて、俺は本当に知りませんでした! 織田さんに騙されたんです! 家には娘もいて、養わなきゃいけないんです……俺、刑務所なんて――大少爷!」

木村は嗚咽で声を掠らせ、床に崩れ落ちたまま必死に命乞いを続ける。

景介は一瞥すら情けを落とさない。

「月に500万も受け取っておいて、不審に思わなかったのか。俺の父の具合が日に日に...

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