第27章 このクソ会社、いずれ潰れる

神崎恒雄はダイニングテーブルの端に腰を下ろし、にこにこと笑って言った。

「若いんだから、もっと元気出したらどうだ」

神崎結菜は自分で車を出し、カツザンへ向かった。帝都中心部のオフィスビルに入るその会社は、三フロアをまるごと占めている。

黒のスポーツカーを地下駐車場に停め、エレベーターで最上階へ。

扉が開いた瞬間、三十代前半の女が入口で待ち構えていた。

神崎結菜の顔を一瞥し、永井敏江は確信したように口元を吊り上げる。

「神崎代表。永井敏江です。臨時の秘書として――」

軽く会釈して続けた。

「神崎代表から、こちらでお待ちするよう申し付かっております」

「お手数かけます。案内して...

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