第46章 君は私の性格がいいと思う?

白鳥美咲が神崎結菜の寝室のドアを押し開けたとき、そこにはすでに柔らかな笑みが浮かんでいた。

不破蓮の姿を認めた瞬間、彼女の瞳孔がきゅっと縮む。だが感情はすぐに奥へ押し込められ、表情は何事もなかったかのように整えられる。

ベッドに背を預ける結菜は、昨日より顔色が少しマシだ。それでもどこか覇気がない。

ベッド脇の椅子には不破蓮。白いシャツ一枚で、黒いコートは部屋の隅のハンガーに掛けられている。袖を肘下まで捲り、コップへ熱い湯を注いでいた。

胸の奥が、ぎゅっと酸っぱく痛んだ。

不破蓮が誰かの世話をする姿なんて――いつ見た?

ない。今までは、いつだって周りが彼に尽くしていたのに。

どう...

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