第79章

神崎結菜「分かった。週末に試してみる」

しろは「お大事に」のスタンプだけ返して、それ以上は何も言わなかった。

昼。帝都大学の正門前に、不破蓮の車が止まっている。

神崎結菜が助手席に乗り込むと、不破蓮の目が少し赤いのに気づいた。

結菜はわずかに眉を寄せ、シートベルトを締める。

「昨夜、何時に寝たの?」

「2時か3時」不破蓮はエンジンをかけた。「三高瞬一の件を片づけて、それからオンライン会議」

「これからは徹夜減らして。クマできてる」

不破蓮は口元だけ上げる。

「はいはい。彼女の言うことは何でも聞きます」

レストランに着くと、二人は個室へ通された。

注文を済ませ、神崎結菜は...

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