第101章

「神の揺り籠と悪魔の処刑場が、時として紙一重であることを奴に教えてやる」

もはや技術的な駆け引きではなかった。

これは意志と心理の極限の削り合いだ。

その時、実験室の外で警報がけたたましく鳴り響いた。

「貴様ら、一体何をした!」

彼の声は、怒号に近い。

「たった今、北米航空宇宙防衛司令部の早期警戒システムが全面的な侵入を受けた」

「現在、北米全土のレーダー画面に、発射元不明の大陸間弾道ミサイル五百発以上が接近中と表示されている」

「ホワイトハウスの緊急避難所が稼働し、大統領の核のフットボールが開かれた」

「全世界が、五分前に第三次世界大戦が勃発したと思い込んでいるんだぞ」

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