第113章

会社の現状はだいたい把握できた。周防緋音はすべてをやり直す決意を固め、翌日から出社するつもりだった。

「焦らなくていい。二、三日休んで落ち着いてからでも遅くはないさ」

「会社が倒産するわけじゃないし、それに俺がいるんだからな!」

実際のところ、辻本十流はここ最近の周防緋音がまた一段と痩せ細り、顔色も優れないのを見て、密かに心を痛めていたのだ。

「辻本先輩の言う通りだよ。ねね、まずはゆっくり休んでから仕事に復帰しなよ。これからいくらでも忙しくなるんだから!」と、安瀬杏那も横から口を挟む。

周防緋音は少し考え込み、確かに一理あると頷いた。

会社には辻本十流たちがいるのだから、今の...

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