第114章

その後、周防緋音は全身全霊で仕事に打ち込んだ。アルファ・プロジェクトを完成させると同時に、さらなるアップグレードの研究にも着手していた。

自社のトップクラスのAI技術に磨きをかけ、決して他社の追随を許さないレベルにまで引き上げなければならない。

周防緋音と辻本十流の連携は息がぴったりと合っていた。二人のたゆまぬ努力の末、ついに完璧なプランが皆の前に提示されたのである。

目を通し終えた遠川は、感極まって涙ぐんでいた。資料を持つ手は微かに震えている。

「緋音、よくやってくれた。まさかこれほど短期間で、この技術にここまでの革新をもたらすとはな」

「遠川おじさん。やるからには、それなり...

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