第115章

クラブの入り口で顧客たちを一人一人車へ見送った後、周防緋音は満面の笑みを浮かべ、辻本十流と勢いよくハイタッチを交わした。

「やりましたね、先輩。今日は大成功です!」

周防緋音は弾けるような笑顔を見せた。

「はしゃぎすぎだぞ。まだ一つ契約が取れただけで、他の連中は保留中だろう」

辻本十流は甘やかすような笑みを浮かべて言った。

「自信ありますよ。絶対にうちと契約してくれますって。なんたって、私たちの実力は本物ですから」

周防緋音は自信満々に胸を張る。

「自分で言うか」

辻本十流がからかった。

「いいじゃないですか。実力至上主義ですよ! さあ、早く戻ってみんなにこの朗報を知らせて...

ログインして続きを読む