第78章

シュミットの窪んだ青い瞳に、偽りのない驚愕の色が走った。

隣に控えるウェーバーに至っては、完全に呆気に取られている。通訳しようとした言葉は喉に張り付き、何一つ音にならなかった。

会議室は奇妙な静寂に包まれた。

周防緋音は彼らに反応する時間を与えず、流暢なドイツ語で続けた。

「おっしゃる通りです。超高周波の物理的振動が発生した場合、私のアルゴリズムは緊急保護プログラムを起動します。このプログラムは飛行姿勢の絶対的な安定維持よりも、ジャイロスコープの核心部品の保護を優先するよう設計されています」

「あなたの目には制御不能と映るでしょうが、私にとって、これは自衛なのです」

シュミットの...

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