第147章 彼はあなたを探しに行ったかもしれない

秋山颯斗は、頭の中が真っ白になった。

「探し……探すって、浅野莉緒を?」

「結人は金を受け取ったの?」吉野母が切羽詰まった声で問い返す。

「……受け取った」

「今すぐ電話して! 返させて!」

秋山颯斗は慌てて通話を切り、すぐさま吉野結人の番号を押した。

ツー、ツー……という呼び出し音のあと、無機質なアナウンスが流れる。

『おかけになった電話は――』

もう一度。

やはり、つながらない。

何度かかけ直しても結果は同じで、秋山颯斗はスマホを握ったまま、ゆっくり腕を下ろした。

椅子に腰を落とすと、背中がぞくぞくと冷えていく。

――ブロックされた。

……

吉野結人のもとには...

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