第177章 元夫に付きまとわれた

 川崎綾人は浅野莉緒をソファに座らせると、しゃがみ込み、靴を脱がせた。

 やはり足首は腫れていた。朝より一回り大きい。皮膚はぱんぱんに張って艶を帯び、指で押せばへこんだ跡が残る。

 綾人の眉間の皺が、さらに深くなる。

 彼は立ち上がってバスルームへ行き、ぬるま湯を張った洗面器を持って戻った。続いて寝室からエッセンシャルオイルの瓶も取ってくる。

 莉緒の前にしゃがみ、彼女の足をそっと持ち上げて、ぬるま湯に浸した。

「熱くない?」

「ちょうどいい」

 綾人は視線を落としたまま、片手で足首を支え、もう片方の手で水をすくっては、ゆっくり流していく。

 莉緒は、目の前でしゃがみ込む男を...

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