第25章 お前は本当に図々しい

 莉緒はもううんざりだった。これ以上取り繕う気も失せ、真正面から言い返す。

「……あんたに関係ある? あんたは莉那とあんなに曖昧なくせに、なんで私は友達と一緒にいちゃダメなの。ダブスタもいい加減にして!」

「何度言ったらわかる。俺と莉那は友達だ。やましいことなんて一切ない」

 吉野結人の額に青筋がうっすら浮き、怒りを必死に飲み込んでいるのがわかった。

「どうしてそこまでこだわる? 離婚だの、他の男とつるむだの、騒ぎを大きくして……おまえに何の得がある」

「私が離婚したいのって、あんたから何か“得”を引き出すためだと思ってるの?」

 その横柄さに、莉緒は怒りで笑いそうになった。

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