第101章 君にサプライズがある

平山亜美の視点

 スマホを手に取って画面を確認すると、未読がいくつも溜まっていた。全部、宮下駿介から。

 一番上は9時過ぎ。

『家に着いた』

 そこから20分後。

『寝ちゃった?』

 そして30分ほど前の短い一言が、妙に胸に刺さる。

『なんで返してくれないの』

 いちばん下は、ついさっき。

『今なにしてる?』

 私は思わず、気まずく頭をかいた。

 さっきまで母に向かって、どれだけ彼のことが好きか熱弁してたくせに。本人からのメッセージは、何時間も放置。

 慌ててトークを開き、指を走らせる。

 でも文字だけじゃ足りない気がして、さっき描き上げた似顔絵を撮って、そのまま送...

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