第108章 話をはっきり言え

平山亜美の視点:

【亜美、今すぐ学校来て! 精神疾患のある同級生の親が暴れて、屋上に上がった! 早く来て見て!】

その下に、写真が添付されていた。

タップして拡大した瞬間、心臓がぎゅっと縮む。

校内でいちばん高い校舎の屋上。ぼやけた人影が二つ、すでに縁へと足を進めていた。腰ほどの高さしかない手すりの向こうは、何もない。

今日は風が強い。写真越しでも、服の裾がばさばさと煽られているのが分かって、画面を見ているだけで足元がぐらつくような気分になった。

スマホを握る手が小さく震える。反射的に、隣にいる宮下駿介へ画面を向けた。

彼はちらりと目を落とし、表情を一気に硬くする。

「行くか...

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