第109章 お前がうちの息子を狂わせたんだ!

平山亜美の視点:

「どういう意味よ?!」

向こうが甲高い声で叫んだ。

「意味は明白だ」

宮下駿介は私の手をぎゅっと握ったまま、インターホンの向こうへ一語一語、噛みしめるように言い放つ。

「人を殺したのは平山亜美だと言うなら聞く。そいつは2階から、平山亜美に突き落とされたのか?」

――一瞬、向こうが静まり返った。

男の子の母親がすすり泣き、途切れ途切れの声が返ってくる。

「……違う……押してない……でも、あの子が余計なことをしなければ……」

「余計なこと?」

宮下駿介の声が、すっと冷える。

「何が『余計なこと』だ。お前の息子は桜井有紗とその仲間に騙されてバーへ連れて行かれ...

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