第11章 私はただ、やるべきことをしただけだ

平山亜美の視点:

宮下駿介――まさか、ここで。

  彼はドラッグストアの小さなメモを手にしていて、私がびくりとしたのを見て、向こうも一瞬だけ動きを止めた。足を止め、これ以上近づかない。

「すみません。驚かせましたね」

「み、宮下さん……?」

  胸の鼓動が暴れて、私は反射的に心臓のあたりを押さえた。

「どうして、ここに……」

「これを届けに」

  彼は一歩だけ距離を詰め、小さな紙袋を差し出した。

「前の塗り薬、効き目はいいけど長期使用はよくないって店員が言ってました。これは刺激が少ない修復タイプで、あとに使うのに向いてる。それから……これ」

  紙袋から、個包装のアイマス...

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