第132章 偽りのない、本心の言葉です

平山亜美の視点:

  愕然として振り返ると、いつの間にかトイレの入口に立っていた宮下駿介と、真正面から目が合った。

  一瞬、呼吸が止まる。

  駿介も固まっていた。瞳に、驚きが走る。

  私は慌てて二歩、後ずさった。

「駿介、ちがうの、聞いて……!」

  けれど次の瞬間、彼の目尻が赤く染まった。

  その視線に、今まで見たことのない色が混じる。

  獲物を見つけたみたいな、鋭くて、侵略的な――まるで下着の奥まで見透かして、私の身体そのものを舐めるような目。

  見られているだけで、心臓が跳ね上がる。

  私は怖くなって、出口へ向かおうとした。

「えっと……すぐ着替える...

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