第18章 あなたは私のダンスパートナーになってくれますか

平山亜美の視点:

 熱いものに触れたみたいに、私はぱっと視線をそらした。心臓が喉から飛び出しそうになる。

 慌てて、抱えていた畳んだ服を彼の手にむりやり押しつけると、しどろもどろのまま言い捨てた。

「こ、これ……渡す! 私、もう寝るから! おやすみ!」

 片脚のままぴょんぴょん跳ねて、寝室へ駆け込む。

 ドアを閉めた途端、顔が一気に燃え上がった。

 やばい……今、私、何を見た……いや、何も見えてない! 見えてないはず!

 なのに、あの一瞬の輪郭だけが、脳裏に焼きついて離れない。

 悔しくて、私はベッドに突っ伏した。

 ドアの外は、しんと静まり返っている。

 ――どれくらい...

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