第46章 器が小さいそうですね

平山亜美の視点:

  入ってきたのは――まさかの中尾理沙だった。

  今日は青いワンピース。昨日の赤よりも、かえって彼女の体のラインを綺麗に見せて、きりっとした上品さが際立っている。

  私は固まった。

  ……ほんと、縁がある相手って、どこにいても会うんだ。

  昨日、宮下駿介が「そのうち分かる」なんて言ってたけど、その“そのうち”が早すぎるでしょ!

  思わず、もう一度じっと見てしまう。

  華やかな顔立ちに、透き通るような白い肌。すらりとした長身で、所作の端々に自信がにじむ。

  教壇に立っているだけで、言葉がなくても目を引く。内側から光が滲み出るみたいな存在感。

 ...

ログインして続きを読む