第74章 すごく年上っぽい

平山亜美の視点

「ショッピング!」

ホテルのすぐ隣に、リゾート用品の店がずらりと並んでいる。水着にビーチタオル、日焼け止め、南国っぽい小物まで何でも揃う。

安村碧は林原莉子に「ココナッツウォーター買ってきて」と追い出され、莉子は私の腕を引っ張って水着屋へ突撃した。

店内は、派手なビキニとカバーアップが所狭しと吊るされていて、レジ横のスピーカーからはレゲエ。ドレッドヘアの現地のお姉さん店員が、私たちを見るなり満面の笑みで近づいてきて、どんなタイプがいいか尋ねてくる。

「この子に似合うの、選んでください」

私が口を開くより早く莉子が答え、私にウインクした。

「あとで海入ろ? 亜美、...

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