第113章 何をすればいい?

「動くな! 警察だ!」

林田修は警備チームを引き連れ、特殊部隊と連携して上から突入した。

混乱のさなか、キズは銃撃の合間を縫い、排水口からするりと抜け出す。

……

早朝、病室。

望月朝夜が、ゆっくりと意識を取り戻した。

鼻を刺す消毒液の匂い。腹の奥に居座る鈍い痛み。手の甲に刺さった冷たい点滴針。

――全部、覚えがある。

指先をわずかに動かしただけで、結城永司がはっと目を開けた。

一晩中つきっきりだったのだろう。目は真っ赤に充血し、腕には包帯が巻かれている。

視線が絡む。けれど、どちらも何も言わなかった。

コンコン、と控えめなノック。

扉が開き、林田修が入ってくる。

...

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