第145章 行くなら付き合う

「……君が国内で起こしたって噂の件、こっちの医療界にも回ってきてる。チームの成果を横取りしたとか、結城家の力を使って同業者を潰したとか……」

「俺の人となりは知ってるだろ。あれは相馬万珠が仕組んだことだ」

望月朝夜はそう返した。

「もちろん信じてる! でもね、データベースの権限は私ひとりで動かせないの。院務会に掛けないといけない。そこで誰かがあなたの『悪い記事』を持ち出して、『過去に研究不正の疑いがある』なんて言い出したら……私は助けられない。それどころか、私まで巻き添えになる」

周防蘭は小さく息を吐いた。

「……私の立場も、分かって」

言い終えるより先に、通話は切れた。

望月...

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