第161章 問題ないことを証明する

助理は後になって、結城社長のあの二日間は明らかに異常だったと振り返っている。

荒れていたわけじゃない。

むしろ、極限まで抑え込んだ冷たさ――そんな感じだった。

会議では発言が普段の半分以下。それでも口にするのは全部「指示」で、議論の余地は一切ない。

最初に出たのは内部監査の結果だった。

博瑞バイオのフレームワーク購買契約は、昨年6月に通常の入札プロセスを踏んでいる。三社で相見積もりを取り、博瑞の提示額が最安。資格要件も満たしていた。

承認ルートで署名した四人――購買担当、購買部長、コンプライアンス部の審査担当、所管の副社長。全員、規程通りに動いていた。

小島作が出資してきたのは...

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