第184章 心臓の鼓動が止まった

林田修は買ってきた夜食を提げ、病室の前で立ち尽くした。

「何してんだ!」

叫ぶなり、手にしていた袋を放り投げて、一気に駆け寄る。

望月福徳はその怒号にびくりと肩を震わせ、振り返った。目に宿るのは獣じみた凶光。

次の瞬間、理性など捨てたように、両手を望月朝夜の喉へ叩きつけるように伸ばした。

林田修の蹴りが宙を裂く。――ドンッ。

踵が望月福徳の背中の芯を正確に捉えた。

望月福徳は前のめりに床へ叩きつけられ、「ぐっ」と鈍い呻きを漏らす。続けて、口元からどろりと血が溢れ、ぶわっと吐き散らされた。

起き上がろうともがくが、林田修はすでに踏み込んでいる。背中を足で踏みつけ、腕を背中側へね...

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