第115章

警備員はどうすることもできず、急いで和也に電話をかけた。

しかし、和也のスマートフォンは電源が切れており、何度かけても繋がらない。

仕方なく、彼らは百合子に連絡を入れることにした。

百合子が電話を受けたとき、彼女は自宅でアフタヌーンティーを楽しんでいる最中だった。

雪菜が病院の屋上に上がり、飛び降りようとしていると聞き、百合子は怒りのあまり手にしていたティーカップを落としそうになった。

「あの疫病神め! 一刻たりとも休ませてくれないんだから!」

百合子は杖をつき、怒り心頭で外へ向かって歩き出した。

「今度はどんな小細工を弄するつもりか、この目で見てやるわ!」

三十分後、百合子...

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