第百四十九章

大毅はその様子を見て、つられるように溜息をつき、彼の肩を叩いた。

「なら、どうしようもねえだろ。別れたなら別れたでいいじゃねえか。いい女なんて星の数ほどいる。和也なら、どんな女だって選び放題だろうが」

「ダメなら次を探せばいい」

「ダメだ」

和也は考える間もなく首を振った。

「俺には葵しかいない。一生、あいつだけだ。たとえ離婚したとしても、もう一度振り向かせてみせる。どんな代償を払ってでも、絶対に取り戻すんだ」

言い放つと、再びボトルを手に取り、グラスになみなみと注いで一気に煽った。

「そんな飲み方したって、どうにもならねえぞ!」

大毅は次から次へと胃に酒を流し込む親友を見か...

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