第42章

雪菜は大毅の変化にまったく気づかず、血走った目で画面の『Z』を睨みつけていた。

ほどなくして、Zの容赦ないプレイングによって対戦相手はまたしても敗れ去った。

画面に短いメッセージが浮かぶ。

【用事があるから、また今度遊ぼう】

大毅は羨望と嫉妬の入り混じった目を向け、たまらず蓮の肩をバンッと叩いた。

「おいおい、お前運いいな。和也があれだけ嫌ってる相手なのに、お前にはずいぶん優しいじゃないか」

蓮は得意げに顎を反らした。

「当然だろ。俺を誰だと思ってるんだよ」

調子に乗る蓮を見て、大毅は鼻で笑い飛ばしつつも、Zという人物への好奇心を募らせた。

「このZってやつ、現実でも和也の...

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