第75章

「和也はとっくにあなたと離婚したがってるわ。もうすぐここから追い出されるのよ!離婚されれば、あなたは誰にも見向きされない捨て犬。藤原家のすべては、あなたと一ミリも関係なくなるんだから!」

葵はそれを聞いても怒るどころか、逆に目を輝かせた。

まるでとびきりの朗報でも耳にしたかのように、心からの笑みを浮かべる。

「本当?それは素晴らしいわね!彼が早く私と離婚して、さっさと追い出してくれるのを、私だって首を長くして待っているのよ」

彼女は手元のノートパソコンを置き、少し身を乗り出して雪菜を見つめ、心底真面目な口調で言った。

「九条さん、あなたも頑張ってちょうだいね」

「あなたがもっと発...

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