第136章

鳴瀬颯真の眉が、瞬時に険しく寄った。

「いつ置かれた?」

「四か月前です」

高崎秘書は記憶を辿りながら、慎重に言葉を継ぐ。

「その日、星川さんもいらしていました。社長は会議中でしたので、星川さんには先にオフィスでお待ちいただいて……ちょうどそのとき、小林さんも来られて、休憩室にお洋服を置いていったんです。よく覚えています」

星川の名が出た途端、鳴瀬颯真の眉間が深く刻まれた。

「小林琴音が、あの日……俺のオフィスに出入りしたのか? いつから俺の執務室は、部外者が勝手に出入りできる場所になった」

普段は抜かりないと自負している高崎秘書も、突然の鋭い叱責に息を呑み、言葉を失う。

だ...

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