第151章

彼女の冷ややかな諦念と、悟りにも似た達観――それはむき出しの憎悪よりも遥かに深く、鳴瀬颯真の胸を抉った。

鳴瀬颯真は顔から血の気を失い、かすれた声で彼女にすがりつく。

「……本当に、風見逸央を好きになったのか?」

何度も何度も口にしてきた問いだ。それでもなお、確かな答えが欲しくてたまらない。

星川千奈は逃げも隠れもせず、こくりとうなずいた。

「うん。好き。風見逸央はすごくいい人だよ。あんなふうに、何もかも惜しまず私を特別扱いしてくれた人、今までいなかった」

その一言一言が、細い針になって胸へ刺さる。息をするだけで痛い。

「……もう、付き合ってるのか?」

「うん。正式にね。SNS...

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