第158章

「小林亮のほう、動きは?」

鳴瀬颯真が低い声で切り出した。

『今のところ異常はありません。鳴瀬グループが小林グループとの取引を全面停止したせいで、向こうは火の車です』

颯真は鼻で笑う。受話器の向こうで村上が続けた。

『それと……うちと警察だけじゃなく、風見逸央のほうも小林琴音の行方を追っています』

颯真の眉がわずかに寄る。煙草を揉み消し、短く命じた。

「探せ。手段を選ぶな。何としても見つけ出すんだ。……子供のほうはどうなっている」

『すでに鳴瀬の本邸へ連れ戻しました。専任の者を貼り付け、24時間態勢で監視させております』

「そっちは特に目を光らせろ。少しでも動きがあれば、直ちに...

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