第24章

その直球のひと言が、星川千奈の矜持を容赦なく粉々にした。

「今日は義父さんがまた電話してきて、会いたいってさ……」

鳴瀬颯真はベッドから身を起こし、含みのある笑みを浮かべながら星川千奈をちらりと見る。

「この二日で時間を作れ。俺も一緒に星川家へ戻る」

そう言い置くと、長い脚でさっさと浴室へ向かった。

ほどなくしてシャワーの水音が聞こえ、千奈の眠気はすっかり洗い流されてしまう。

鳴瀬颯真は彼女を無理に引き留めたりはしなかった。風呂から上がると当然のように別室へ行き、そのまま眠った。

翌朝。

千奈は、また鳴瀬颯真と顔を合わせることになるとは思っていなかった。

彼はいつも仕事に追...

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